育休中、自分を制御し切れないことがありました。長男のちょっとした言動に激昂してしまう自分に対して、なぜ自分はこんな状態なのだろうかと、自分でもよくわかりませんでした。長男の言動は単なる引き金で、爆発する準備が自分自身にできていたからこその行動のはずです。
何か漠然とした不満。育休中は業務をしなくてよいのに、何が不満なのか。私の場合は不自由への不満、人との交流への渇望と思われます。
先ず子供がいると、当然親の行動は制限を受けます。この制限をどれだけ受け容れられるかは個人差があり、私の場合はその閾値がとても低い。自分の自由、すなわち可処分時間や自分で選択できること、が侵されることに多大なストレスを感じます。外に出たいのに家に押し込まれる、もしくは妻のことを考えて家の中にいたほうが良いだろうと自分を抑圧する。大変な圧迫感を覚えます。
また育休中は「育児のための時間でしょ」「私は授乳などで子供から離れられないのに」という妻への遠慮、そもそも地元から出るほどの気持ちが湧かないなどの要因で、人との会うことが極めて少なくなりました。
家族とだけ過ごす時間。頭から家庭運営や子供の世話以外のことが入り込む余地が少なくなり、気持ちの切り替えが進まない。これらの要因により、澱のように溜まった黒い気持ちが、ある時に抑えきれずに吹き出してきます。
空は晴れているのに世界が淀んで見えます。
解決のためには、大人と会って話すことが最適で、私にとっては唯一の方法です。
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