長男の時は、たまたま育休を取れたという感覚でした。自分が「育休取得の当事者」になるということは、育休申請を決意するまでは全く想像もしておらず、遠い世界の話だと思っていました。
一方、妻が妊娠して以降、何冊か本を読んでみて「産後クライシス」という言葉・現象を認識していました。一般的に妻から夫への愛情は結婚時、もしくは出産直前がピークで、産後にそれはほぼゼロに近いところまで急落するというものです。心すべきは、急落した愛情がその後も低空飛行や墜落するか、はたまたジワジワではあるものの回復していくのかは夫の言動次第であるということです。
産後の女性の心身がどんな状態であるのかを理解し、妻は今どんな状況なのかを推測したり直接話を聞いてみたりするのが重要なのだろうと思います。
ちなみに「産後クライシス」の筆者の女性曰く、出産により女性は「交通事故で大怪我をした状態で職を失い、友達からも見放された状態」という心身的にとても危険な状態だ、と言っています。
男である私には、頭では理解できても実感を伴ってイメージができないというのが本心ではありますが、とにかく産後は体内のホルモンバランスも崩れるし、出産のダメージも短くとも床上げまでは続くし、慣れない育児の緊張で心身が疲弊しやすいんだろう、というくらいは予想できました。
とりあえず妻にしかできないこと以外は自分が引き取るという姿勢で臨んだところ、一応「産後クライシス」期間は脱出できたと、数ヶ月後に妻から認定を受けることができました。
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