子供の数だけ子育てのエピソードがあり、世の中には子育てにまつわる記事がたくさんあります。最近読んだブログ記事を通して、社会の温かさに胸打たれました。この世界も悪くない。いつか自分も子育てする人を応援してあげる側になりたいし、今の経験は必ず後で活きるんだという勇気をもらえました。
記事の要旨は以下です。
・子供という起爆剤を連れて行く親たちには気苦労がつきもの。
・新幹線の車内で子供が泣き出した。焦る筆者に後ろの席のおじさんが言った。「ちっ、うっせぇなぁ!」。筆者は鈍器で頭を殴られた痛みを覚えた。それ以来、人の視線や言葉がことごとく子連れ非難に思え、どこに行くにもビクビクしていた。
・ある日病院の受付に並んでいると子供がぐずりだした。一番前に並んでいたオジサンがしびれを切らした声で「おい、あんた」と言う。筆者は再び鈍器で殴られる覚悟をするも、「順番換わってやるよ。あんた大変だもんな」と。
・別のある日、電車の中で1歳の子供がぐずりだした。抱っこ紐の中で揺らしていると、向かいの女子高生がジロジロと視線を送ってきた。焦る筆者、泣き止まない子供、視線を外さない女子高生。とうとう視線に耐えられなくなった筆者が「うるさい?ごめんね、でもどうしようもないの」と言おうとした瞬間、女子高生は言った。「かわいい」と。
・図書館の目の前でぐずって転がり回る子供に途方に暮れていると、たまたま図書館から出てきた見知らぬお母さんが「私、本、代わりに返してきますよ!」と。
・ファミレスで騒ぐ子供たちにご飯を食べさせながら、こぼしたジュースや服の汚れを拭いたり、自分の服についた汚れを落としたり、とてんてこ舞いになっている筆者。もうある程度大きくなった子供たちと平和に食事をしていた隣テーブルの見知らぬお母さんが言った。「頑張ってね」。
・病院の会計中に外に飛び出そうとした子供を見て、待合室のおばさんが勢いよく立ち上がりながら言った。「私が見ていてあげるから払ってしまいな」。
・ベビーカーを押している筆者が通り過ぎるまでドアを開けて待っていてくれた見知らぬ中学生の男の子もいた。
・そこかしこに地雷はあるかもしれない。でも、見た渡せば、こう感じさせてくれる人がたくさんいることに気づく。
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