怒らないという修行

小さな頃から癇癪持ちであった私も、20代後半くらいからは心理学を学ぶなどして感情を抑えられるようになりました。お陰で会社などでは穏やかな人、柔和な人として認識されるに至っています。

しかし子供相手となると素の自分になってしまいます。癇癪持ちの素質を受け継いだ長男は些細なことで不満を漏らし泣き喚きます。そんな長男に真っ向から対峙すると、こちらも共鳴して怒りっぽくなるのを感じます。

最近最もストレスなのは、対応してもらう親を選んでくることです。手が空いている私が長男の服を着替えさせようとすると「お母さんがいい」。ならば長男の朝ご飯の準備をしようとすると「お母さんがいい」と、ことごとく行動を禁止してきます。私は動けるのに無駄にアイドリングさせられている感覚になり、強い無力感とストレスを覚えます。

これが続き、最近あまりの苛立ちに頭の血管が切れたような頭痛がしました。怒った後の反動は凄まじく、翌朝起きられないほどの倦怠感があり、頭の鈍痛が午後まで残っていました。

「憤死」という言葉があります。憤り過ぎて命を落とすという意味で、歴史上、キリスト教の法王やら中国の皇帝や王、将軍など多くの人物が屈辱のあまり憤死したようです。

憤り過ぎて死ぬってあり得るのか?と半ば冗談のように思っていましたが、頭の血管が切れて致命傷になることはありそうだなと実感しています。

腹が立ったら一旦その場を離れる、深呼吸する、といった知識は持っているので、自分と家族を守るためにも過度に怒らないよう修行に努めます。

harryのプロフィール

4歳男児と0歳女児の父親。都内在住の会社員で、長男で4か月、長女で8か月の育休を取得。趣味は外出・散策と甘味。自然環境の保全に関心あり。日々「育児は修行」と感じている。「育児が楽しい」と実感できる日は来るのか。

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修行
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