育休を開始した頃に比べ、長男に対して怒りを爆発させることが少なくなったように思います。
アンガーマネジメントを学んだことも大きいのですが、それよりも「怒りを感じたら口を閉ざす」ことを学んだことの影響が大きく、妻もそれが一番大きな良い変化だと言っています。
長男に対して怒りを覚えた際、私は自分の気持ちをかなり正確に言語化して吐き出す習性があります。長男にとってはとても鋭い凶器でしょう。それを使わないよう、先ずは口を閉ざす。頭に浮かんだことを喉元で止める、ついでに目も閉じる。そこから数秒、よく言われるのは6秒で、その時間口を開かないだけです。そうすると言いたいことを口にする瞬発力が失われ、その言葉が自分の中を回り始め、一緒に怒りも吸収されてくる感覚です。
いずれにせよ長男に対して鋭利な言葉の武器を使う頻度が大きく下がり、家庭内の暗い雰囲気が多少和らいできています。
先日、数秒待ちきれず、ほんの少しだけ鋭利な言葉を漏らしたのですが、一度漏れるとその後は洪水のように言葉が溢れ出て、止められなくなりました。ダムみたいなもので、蟻の一穴を許すか否か、その穴を貫通させて僅かでも水を漏らすか否かが大きな分水嶺となるなと痛感しています。
怒りを覚えて、その場から立ち去ることもやってみましたが、現時点で私にとっては口を閉ざすことが最も効果の高い怒りの抑制方法です。
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