「そんなもんだよ」という慰め

先日実家に帰省した際、両親に子育ての様子を愚痴混じりで話したところ「あんたも大変ね。でも子育てなんてそんなもんだよ、みんな一緒」との言葉を贈られました。

「あなた達だけが苦しい思いをしているのではないし、深刻に考えすぎなくてもいいよ、大丈夫だよ」という前向きな慰めの気持ちであることは十分に理解します。

一方で、少し天邪鬼なところのある私には「あなたの状況は何も特別なことではない。皆と同じように平均的な苦しさなのだから甘えるな、不満を言うな」と聞こえてしまいます。

自分自身に対してだけは「甘えるな、不満を言うな、他の人にできているんだからあなたもまだできるでしょ」と言いがちな私は、簡単に自分を追い込んで自滅して、妻に心配されることが度々あります。

きっと私が誰かに言ってもらいたい言葉は、「あなたは頑張っている」という承認の言葉なんです。「そんなもんだよ」と言ってくれる人の大半はきっと慰めの気持ちからだと思います。でも「みんな同じだから」という他者を引き合いに持ってくる言葉には何も心が動きません。

育児に限らず、苦しんでいる人に対しては「あなたは頑張っている」と真っ直ぐ受け止めてあげられる人間になります。

harryのプロフィール

4歳男児と0歳女児の父親。都内在住の会社員で、長男で4か月、長女で8か月の育休を取得。趣味は外出・散策と甘味。自然環境の保全に関心あり。日々「育児は修行」と感じている。「育児が楽しい」と実感できる日は来るのか。

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